交通量から考える立地の特徴まずは、前面道路の交通量を見てみましょう。通行人の数は多いですか?交通量の多い立地は、一見客の集客が見込めるため、家賃が比較的高く設定されています。高い家賃を回収できる売り上げモデルの立地と言えます。反対に、交通量が少ない立地は、比較的家賃が低く設定されているので初期投資を抑えて出店が出来ます。しかし、一見客の来客を多くは望めず、経営を行うには常連客を多く持つ努力が必要です。もしくは、わざわざ店に来てもらえるような特色あるサービスや商品を売り出す必要がります。駅からの距離は?続いて「駅からの距離」からわかる立地の特徴を考えてみましょう。駅から「近い」「遠い」の距離感覚は各々違いますが、不動産業界では「駅から徒歩3分以内」だと駅近物件...15Feb2018コラム豆知識
商圏の特徴をつかみ需要と供給のバランスを見る都市型商圏の特徴は3つ 「住居」・「商業」・「オフィス」 商圏の特徴を見るには、その街が次の3つの分類のうちどこに当てはまるのかを見極める必要があります。 ① 住んでいる人が多い→住居立地 賃料:比較的安い リピート客:比較的多い 来客:土日祝の来客が多く見込める ② 働いている人が多い→オフィス立地 賃料:中間レベル リピート客:比較的多い 来客:平日の来客が多く見込める ③ 遊びに来ている人が多い→商業立地 賃料:比較的高い リピート客:比較的少ない(一見客が多い) 来客:土日祝の来客が多く見込める&...09Feb2018立地コラム豆知識
商圏を把握し、出店のリスクを抑えよ!ターゲットとなるお客さんが来てくれる範囲(その商業施設が影響を及ぼす地理的な範囲)を「商圏(しょうけん)」といいます。商圏を把握するには、その「土地」に関す情報を数値化し検討する必要があります。どんな人が住んでいて、どんな人が働きに来て、どんな人が遊びに来るのか。また、どんな店がどれくらい出店しているかも把握しなければなりません。人の数とライバル店の数を把握する例えば、人が多くライバル店が少ない街であれば、需要を独占できる可能性があります。ターゲットに考える層が多い街であれば積極的に出店を考えてよいでしょう。店舗運営に慣れていない方や、投資額の多い商売を考えている方、リピーター中心のお店にしたい方がこのエリアに向いています。こういう...08Feb2018立地コラム豆知識
よい立地とは?店舗立地の見方駅前や大型ショッピングモール内など、人や店が集まる場所を「よい立地」と考えていませんか?確かに、大阪駅周辺の店舗は多くの人でにぎわい、休日には列ができるほど大繁盛している飲食店も珍しくありません。しかし、販売する商品の価格帯や業種によって「良い立地」の条件は異なります。人が集まる場所は賃料が高い当たり前のことですが、人が集まる場所は、出店希望者も多く賃料はおのずと高くなります。有名なファーストフード店だと、低価格でも認知度が高く集客力があるので、賃料が高くてもそれ以上の利益を出すことが出来ます。また、高級ブティックの様な高価格の服飾店は都会的なイメージが大切ですし、利益率が高いので、賃料が高くてもそれ以上の利益を出すことが出来ます。...07Feb2018立地コラム豆知識
重飲食と軽飲食の線引きはどこ?立地や内装、賃料は理想通りなのに、「重飲食不可」という文字に落胆した経験はありませんか?業者から物件資料を取り寄せても、「重飲食不可」の物件って結構多いですよね…重飲食とは一般的な給水・排水システムや排気設備では対応できない程、調理中に煙や臭いが発生する「中華」や「焼肉」「焼鳥」等のことです。これらの業種は大掛かりな排気排水設備が必要です。一方、軽飲食とは一般的な設備で対応できる飲食を指します。この「軽飲食」と「重飲食」、実は明確な線引きはありません。同じイタリアンでも油を大量に使う店や、一般の設備で事足りるメニューしか扱わないお店もあります。よって「イタリアン」「弁当屋」「居酒屋」というカテゴリーで「重飲食」「軽飲食」を分けること...06Feb2018コラム居抜き店舗豆知識
立地の特性その4「オフィス街」オフィス街ではリピーター客を確保しやすいオフィス街は、毎日通い、土地勘のあるサラリーマンやOL等が多く通る立地になります。固定客が付きやすく、リピーターの確保もしやすい。飲食店には最適の立地です。デメリットと言えば、繁華街と違い昼時や夕方以外の集客が減少する傾向があり、時間帯によって売り上げにばらつきが出やすいです。また、土日祝は多くの会社員が休みの為、閑散とすることが多いです。オフィス街に出店しているお店は、日曜を定休日としていることも多いです。繁華街の出店だと、人が多くなる日曜日に中々休めません。ランチメニューとアルコールオフィス街で飲食店をするなら、ランチメニューの充実と、アルコールの提供がキーポイント。時間帯によって提供品目...02Feb2018コラム豆知識
立地の特性その3「繁華街」土日に閑散とするオフィス街と違い、繁華街には観光客やカップルで賑わう繁華街。飲食店や物販店等が乱立し、目当てのものも見つけやすいためショッピングが楽しめます。繁華街には次のような特性があります。「食事をして帰る人が多い」わざわざ出かけてきた人が多いので、昼食または夕食を食べて帰る傾向にあります。「土地勘がない人が多い」慣れない土地だからこそ、安心感を求めて見知った店を選びやすいようです。繁華街の飲食店は大手や有名店の集客力が強く、開業に適しています。土地勘がない人は、店内が分かりにくい店舗より、メインストリートにあり、メニューや中の様子がよく見える店を選ぶ傾向があるようです。 新規で無名の店舗は認知されるまで集客が厳し...01Feb2018コラム豆知識
立地の特性その2「住宅街」住宅街は繁華街やオフィス街に比べ賃料が安く、競合が少ないというメリットがあります。特に、高層マンションや新設のアパートが立ち並ぶ新興住宅地域が開業にはおすすめ!!新興住宅には外食頻度の多い若者から中年が多く、新規店舗も受け入れられやすいからです。駅前などの人通りの多い立地よりも、競合が少ない分、集客に関しては容易かもしれません。ただし、住宅用の地域なので、用途地域制限や希望業種の出店が難しい等の弊害がある場合があります。最近では、SNSやスマートフォンの普及により、評判はすぐに拡散されます。他にはない独創性があったり、写真映えするなどの話題性があると、立地は関係なくお客さんは来てくれます。「ブランディング(お客様に差別化された商...01Feb2018コラム豆知識
立地の特性その1「商店街」人通りが多く、地域密着型で客層が幅広いのが商店街の特徴です。 昔から親しまれている小さな個人店が多く、どれだけ地元客を取り込めるかがカギとなります。繁華街とは違い生活の延長線上の買い物になるため、価格設定は安めでないと受け入れられにくいかもしれません。 神戸などの一部エリアでは、高級路線の個店もウケるかもしれませんが。。 また、土地勘の強い地元客がターゲットとなるので、入り口付近や駅前などの立地にはさほどこだわる必要はない様に思います。 口コミによる反響は大いに期待できます。 商店街全体の活性化も大切です。1店舗だけでは集客率は低く、他店と協力し集客を集める必要があります。 一時は、廃れ、閑散としていた商店街ですが、各...31Jan2018コラム豆知識
第3回 リンツショコラカフェ京都四条通り店オープン日本でも知名度の高い「リンツ」はスイス生まれのチョコレートブランド。リンツのチョコレートはスーパーや雑貨屋でよく見かけますが、ここ最近、イートインスペースを設ける「リンツショコラカフェ」が関西で相次いでオープンしています。 現在、関東に12店舗、仙台と北陸に2店舗、中部に3店舗、そして関西は3月にオープンした京都店と西宮店を含め5店舗の計24店舗が営業しています。02Mar2017コラムショコラチョコレート
第2回 「ジャン=ポール・エヴァン」がない都市大阪前回、第1回 憧れのショコラトリー「Maya」を探すで大阪に隠れ家的ショコラトリーが増えてきたという話題を出しましたが、今回は外資老舗ショコラトリーの閉店に関してです。 京都に「ジャン=ポール・エヴァン」の日本初路面店がオープンし話題を集める最中、大阪駅直結の「イセタンフードホール ルクアイーレ店」が2017年1月26日(木)をもって営業を終了します。高島屋を含め、他の百貨店の圧力と、大阪という土地柄にマッチせず、苦戦を強いられた大阪三越伊勢丹は何度もメディアで取り上げられていましたが、最後まで振るわず、2015年4月2日に「ルクアイーレ」として再出発。現在は盛況とのことで、イスラエル発のチョコレートカフェ「MAX BRENNER...19Jan2017コラムショコラチョコレート